兵庫県DEMデータ

データの内容

  • 兵庫県DEM(Digital Elevation Model:数値標高モデル)データ(XYZ座標値、テキスト形式、測地成果2000、平面直角座標系第V系)を変換、補正処理などを実施した上、市区町村別に切り出したデータです。このデータをもとに、傾斜、地上開度、地下開度のデータを計算し、提供しています。
  • 2020/6/8現在、朝来市、淡路市、宍粟市、洲本市、丹波市、豊岡市、姫路市、南あわじ市、のみ作成・公開しています。他の市区町村も少しずつ拡充する予定ですが、現時点で未定です。
  • DEMデータの詳細については兵庫県_全域数値地形図_ポータル(2010年度~2018年度)をご覧下さい。また利用規約については同ページからリンクされている「兵庫県オープンデータ利用規約」をご覧下さい。
  • データを使用される際には必ず次の明記をお願いします。『このDEM、DSM、傾斜、地上開度、地下開度データは、以下の著作物を改変して利用しています。[兵庫県_全域数値地形図_ポータル(2010年度~2018年度)DEM・DSM]、[兵庫県]』
  • データの範囲は市区町村単位とし、市区町村境界から100m離れた場所までの範囲で切り出しをしています。ただし、隣接部が他府県の場合や海の場合はその境界部分で切り出しています。市区町村の境界データには国土数値情報の行政区域データ(「平成31(2019)年 1月 1日時点」)を使用しました。
  • 元のDEMデータには空白データ(Nodata)の箇所があります。図郭の境界のほか、河川・海・水田などの水面と思われる箇所で多いですが、その他に理由不明な箇所もあります。そこでデータを周辺地形と確認の上、標高-1m未満の部分について補間処理を実施しました。その箇所とその値が生じたと想定される理由、修正方法について配布物に含まれているシェープファイル形式のデータ、DEM修正箇所.shp等、に記載しています。
  • ※補間処理は機械的な処理であり、実際に地形を調査したものではありません。当該範囲のデータ利用の際はご注意ください。本データの使用による損害について、当方並びに元データの作成機関は一切の責任を負いませんのでご注意ください。
  • DEMデータのほか、傾斜、地上開度、地下開度の3種類のデータが格納されています。
  • 地上開度、地下開度は地図表現手法の1つです。尾根では地上開度が高く、谷では地下開度が高く表現されます。単位は角度で、0~90度の範囲です。ここでは、計算対象範囲として中心から25m(8方位に対して50mの範囲で計算)の円の範囲としています。面積の小さい島などでは計算範囲が不足し、十分な特徴を持つデータとなっていない場合があります。詳しい定義や計算方法などの詳細は(横山ほか、1999)を参照して下さい。
  • ※横山隆三、白沢道生、菊池祐(1999):「開度による地形特徴の表示」、写真測量とリモートセンシング、vol.38、No.4

ファイル名の例

  • 提供時のファイルはDEM、傾斜、地上開度、地下開度をセットにし、7-Zip(拡張子7z)という圧縮した形式としています。7-Zipはオープンソースソフトウェアで大きなファイルの圧縮に適しています。入手方法並びに使用方法は次のサイトをご覧ください。圧縮・解凍ソフト 7-Zip
  • 7-Zip圧縮ファイル名:AsagiDEM_int.7z(兵庫県朝来市)、HimejiDEM_int.7z(兵庫県姫路市)
  • 7-Zip内に格納されているimgファイル名:AsagoDEM_int.img(朝来市DEM)、AsagoDEMSlope_int.img(朝来市DEMより作成した傾斜)、AsagoDEMPositiveOpenness_int.img(同 地上開度)、AsagoDEMNegativeOpenness_int.img(同 地下開度)

ファイルフォーマット

  • ERDAS IMAGINE形式(拡張子img、画像本体)
  • ※拡張子igeのファイルが付属するときがあります。大きなファイルサイズのときに作成されます。その場合のigeは必要なファイルなので削除しないようご注意ください。また拡張子vat.dbfのファイルはヒストグラム計算結果です。なくてもデータ値には関係ありませんが、ArcGISで分類表示を速くするのに参照されます。
  • 計算途中では各データは小数点を含むデータですが、ファイルサイズが非常に大きくなるため、配布物では整数型としています。
  • データ型はDEMが16bit符号付長整数型(sigend long型)、それ以外は8bit符号付整数型(signed int型)とし、nodata値はDEMでは-32768、それ以外では-128としています。
  • ※QGISなどソフトによってはnodataが128など他の値になることがあります、使用時にはご注意ください。

座標系(投影法と測地基準)

  • 平面直角座標系第V系、日本測地系2000(JGD2000)

データの解像度(分解能)

  • 1m

データ表示サンプル(PDF)

データ出典